時の話題 「完全回復は無理か」

 稚内信金から公表された景況レポートは予想通りとはいえ仄かながら光が射してきているようだ。
 職員が昨年12月上旬経営者らから聞き取り調査しDI(業況判断指数)として数値化したものだが、昨年10~12月期のDIは売上額マイナス35・8、収益同32・6と、夫々前年同期から売上38・3㌽、収益24・8㌽悪化するというコロナ禍まっ只中の感あるも前期(7~9月)、前々期(4~6月)に比べると幾らか好転してきており底は脱したかの印象が強い。
 この10~12月期の数値を見ると今年1~3月期も上がり右肩上がりの上昇傾向にあるものと早合点してしまうが、経営者はコロナによる活動制限が経済活動に影響を及ぼすとして甘い見通しは立てていないようだ。
 至って当り前の事と思われる。
 ただ10~12月期実績で、前期までのマイナス基調から建築資材と福祉・介護が売上額でプラスDIとなり、1~3月期見通しで自動車販売の売上額がプラスとなるというバラつきあるものの、コロナ禍にあって悪影響を受けていない業種の存在も明らかになった。
 片や飲食店、旅館・ホテル、クリーニング業は予想通りDI値の落ち込みが甚だしく、コロナ終息後の回復も覚束ない状況にある。
 見立てではこの先、6月までのコロナ終息は望めるべくもなく、従って経済活動は萎縮したまま「みなと南極まつり」を迎え、お盆の帰省など人の動きは楽観的に見積っても7割いや6割止まりかも知れない。要するにコロナ禍以前には戻らないとするのが正鵠か。

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