本番さながら避難など 稚内空港 地震・津波に備え訓練

 稚内空港で12日、地震・津波避難訓練が行われ、関係団体が空港利用者の避難誘導など手順を確認した。
 東京航空局稚内事務所、市など空港関係団体で構成される稚内空港自然災害対応協議会が主催し、近年多発する大雨災害など含めた自然災害へのリスクに備え、空港の機能維持と早期復旧を図り災害に強い空港を目指す「A2―BCP」の理念に基づいた訓練を実施した。
 12日午前9時過ぎ、北海道北西沖でマグニチュード7・8の大地震が発生しその後、大津波警報が発表されたことを想定し訓練は行われ、関係者63人は空港利用者や車椅子の人を専用機器で移動させるなど、旅客ターミナル2階まで誘導し避難させていた。
 訓練後、松本剛稚内空港長は「稚内でも大雨による浸水被害などあり、自然災害対応が重要視されている。万が一の際は臨機応変な対応が必要です」と講評していた。

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