週末雑感

 小春日和が続くと思いきや一昨日にはほんの一瞬だが霰も降り冬とのせめぎ合いが続く釣瓶落しの昨今も徐々に冬への身構えを強くしている。
 「早いわね」と言う妻の心情を推し量るとコロナ禍に行き着く。2月から此の方、コロナ感染の恐怖に脅え何をするにも制約がかかり自重した生活を求められる中、大人はまだしも子ども達は学校が再三休校になり、その代わりに夏休みの日数がカットされるなどし本来、自由であらねばならないのに大人並みの自粛を求められ、先生の指導も大変なものがあるだろう。
 地球規模の移動自粛によって観光業界は惨たんたる状況になり、ホテルなど宿泊関係だけでなく食材を卸す業者や飲食店は塗炭を舐め、政府の打つ手の生温さもあって廃業に追い込まれるケースが後を絶たず、稚内では中堅どころのホテルが潰れてしまった。
 「新聞社はさほど影響を受けていないでしょう」と知人から言われた小社も市や団体・民間のイベントが軒並み中止に追い込まれる中、広告減という屋台骨を蝕む事態に見舞われ判を押したような減少曲線を辿り、9月単月は昨年対比30%近い減収まで至ってしまっている。
 比較しても詮ないことだが、小社の比でない民間会社はごまんとある筈で、ボーナスなど年末の資金需要期を前に呻吟している経営者は少なくなかろう。
 国も道も市も持続化給付金などに代表されるよう施策を打ち、政策金融公庫など無利息貸付があるとはいえ一時凌ぎに過ぎず、今後の展望への曙光が見えないのが無念だ。

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