時の話題 「暗雲漂う地方経済」

 稚内ではここまで新型コロナ感染者は出ておらず東京や札幌など大都市に比べ災いはそれ程ではないものの、経済は冷え込んでおり冬のボーナスに影響が出るのは必至の状況だ。
 経済的影響は先ず飲食店で顕著に現れ、卒業・入学式、離任・転任歓迎会などでの需要はさっぱりで、春以降は観光関連業界が塗炭の苦しみを舐めた。
 夏になれば収束に向かうのでは―という淡い期待も雲散霧消し、さっぱり感染状況は改善されず、手を拱いているわけには行かずと政府主導のGoToトラベルなど経済喚起策を打つものの旧態のような回復には程遠く、航空業界は国内便は未だしも国際便はゼロに近い搭乗しかなく全日空(ANA)は冬のボーナス全額カットを決めたという。給料も一部削減するそうで年収にすると昨年の3割減にもなるそうだ。
 航空業界の数千億円という減収に比べればホテルや飲食店などは大した額ではないものの、夫々の業界なりに営業してきているので影響の大きさは計り知れないものがある。
 経済規模としては高々な稚内にあっても多方面に悪化は及んでいるので12月のボーナスもANAのよう支給されない会社もあるだろうし、一部カットも相当数に上るか。
 国債(借金)に頼る国に右倣えするかのコロナ対策貸付金とて給付金以外はいずれ償還の日が来る。経済が元に戻ればという安易な考えもあるが、コロナ禍なくともジリ貧の地方経済の将来像はというと、事業を存続できるのは未だ良く、廃業や倒産が増えるのではとの予想が現実味を帯びるのではないのか。

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