市役所新庁舎の建設地は郵便局南側 市から基本計画案示される

 稚内市庁舎建設検討委員会が6日午後、文化センターで開かれ、事務局の稚内市から新庁舎の建設候補地として稚内郵便局と道銀との間の民有地が望ましいとする基本計画案が示された。
 候補地とした理由について、新庁舎が駅前通りに面することで、キタカラとの間に新たな人の流れを創出させ民間投資を誘発することを目指す建設位置として望ましいとし、現庁舎敷地を活用することができ現状以上の駐車場の確保が可能となるなどとの説明があった。
 新庁舎の規模は、現庁舎の同規模の7000平方㍍を想定。概算事業費は60億円で内訳は建設工事費49億円、解体・駐車場など整備費6億円、概算補償費など5億円を見込む。今年度に基本・実施設計、令和5年度に建設工事に着手し、7年度に供用開始の事業スケジュールとしている。
 住宅や店舗などがある候補地は13人の地権者がおり、出席した委員からの「計画に間に合うのか」との質問に市の担当者は「地権者には一度話をしており検討することには承諾を得ている。直接これから建物の補償費などの話になっていく」と答えた。
 委員からは「議場を市民などが活用できるようにしてほしい」「街づくりの拠点になるような施設にしてほしい」「稚内の環境の取り組みをPRするスペースを作るべき」「建設費を抑える工夫を」「手続きでいくつもの窓口に行かないようワンストップサービスをお願いしたい」などとの意見が出された。

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