週末雑感

 「寒くなってきましたね」。雪が降り積もる厳寒期に比べれば寒いと言ってもとば口だが確かに秋冷が身に沁みる時候になった。
 十五夜の月は見ることは出来なかったが、澄んだ大気を通して見る月は格別であり今月29日の十三夜までお預けとしよう。
 お預けと言えばGoToトラベル事業で蚊帳の外に置かれトラベル事業の割引き対象外とされていた東京都民も今月から恩恵を受けることができるようになり、コロナ禍で行動自粛が求められていた日本の全人口の1割強を占める都民の旅行にも政府がお墨付きを与えた。
 国内だけとはいえ都民の行動規制が緩和されたことは社会経済活動の回復を目指す現政権にとってウイズコロナの大目標があっただけに菅総理はしてやったりの思いを強くしているだろう。忖度が罷り通った安倍前政権の司令塔役だった菅さんにとって官僚や学者など識者を自由に操ることこそ〝一丁目一番地〟であり、朝日、毎日の中央3紙が批判した日本学術会議メンバーから6人外したのも通ずる考え方である。
 政権の意向に逆らう輩を排除しようという姿勢が端的に現れたものとして菅さん自身が持つ嫌らしさを感じてやまない。
 この中央政治に比べると道や稚内市は極めて健全であり、道議の喫煙問題は別にし民意を受け入れようとする姿勢が見られ、鈴木知事には今後も政治の師とされる菅総理のようにならぬよう求める。
 個人的には「義理と褌、欠かされぬ」「義理張るより頬張れ」の相容れぬ二つの諺で思案している。

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