特別給付金10万円市民にほぼ支給 議会で市長が行政報告 スポーツパーク8月迄6000人利用

 9月定例市議会は14日から10月2日までの日程で開会。補正予算案10億7448万3000円など議案10件が上程され、初日は工藤市長が一般行政報告した。
 市長は新型コロナウイルス感染症拡大への対応について、国民全員に一人10万円を支給される特別定額給付金は、最終的に1万7636世帯の3万3195人に対し33億1950万円を給付され執行率は99・7%で、ほぼ全ての市民への給付を終えた。今後のコロナ対策としては地域経済活性化・消費喚起支援事業としてプレミアム付商品券事業、市立稚内病院での発熱外来の設置と抗原検査体制の整備するとし「一日も早く市民の皆さんに、その効果を実感して頂けるよう取り組んでいきたい」などと述べた。
 8月7日の大雨被害については河川氾濫8カ所、道路冠水23カ所、土砂崩れなど10カ所、床上・床下浸水5軒あり、避難勧告の対象者は最大時で1620世帯の2743人となり実際に避難した人は138人いたことなど報告し「今回の避難所ではマスク着用や消毒、検温ほかソーシャルディスタンスの確保などコロナ感染予防に十分注意しましたが、避難所運営の難しさを実感した」などと話した。
 5月30日にオープンしたみどりスポーツパークについては、8月末までに延べ6000人が利用。10月3日には施設全体のグランドオープンとなり、2日間は市民に施設を無料開放し、各競技団体によるスポーツを楽しむ体験会の開催を予定しているとした。
 新庁舎整備については、市民説明会などで寄せられた意見などを反映させながら「年明け早々には建設場所や施設規模など具体的な新庁舎の姿を示した基本計画を取りまとめたい」とし、北海道エアポートや稚内市など7団体で設立した稚内空港の運営に関する協議会について「集客力や利便性の向上に繋げられるよう取り組みを進め、空港所在自治体として稚内空港の発展に努めていきたい」と述べていた。

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