時の話題 「副港市場の行く末」

 稚内副港市場の行く末は。稚内市に1階の市場棟が無償譲渡されることで当面の課題はクリアされたが、完全決着までは未だ道程が遠そうだ。
 管内の土建業界の雄、中田組(中田伸也社長)が13年前に立ち上げた副港市場は稚内観光の主要拠点として観光客ばかりか市民にも利用され、2階にある温泉施設「港のゆ」、レストラン「底曳船」は個人的にも利用させてもらい束の間の休息と遠方からの親戚や知人をもてなし、1階にあったスーパーや土産店、ラーメン店も使わせてもらった。
 この種の大型施設は釧路のフィッシャーマンズワーフのよう採算取れるまでの収益を上げるのは難しく稚内も同じ道を辿ったという事になるのだろうが、所期の理想に燃えた気概は評価せねばならず中田組、稚内市などは挫折したとは言え臆することなく事後の最適処理をするよう望んでいる。
 市は譲渡された市場棟を民間に売却しようとしているようだが、コロナ禍もあってすんなり行くとは見通せず今後お荷物になる公算は強い。
 人口減下、市民利用は増えそうもなく観光と言っても「最北」だけでは物足りなく、ここは45㌔先のサハリンを見据えなければなるまい。定期航路の復活である。
 ポテンシャル(可能性)は高い稚内なのだが、期待どおりに行かない事が多い。市民の英知を結集し懸案に当たるしかあるまい。
 誠に個人的で恐縮するが「港のゆ」は復活して欲しい。何処か手を挙げる企業ないのかね。サハリンからの温泉ツアーは♯いいね。

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