週末雑感

8人に1人。読者の皆さんはこの数字について分かるだろうか。稚内で困窮する家庭にいる子ども達の人数で食事さえ満足に摂れないというのは異常だ。
 資本主義にあって富める者と貧しい者が混在するのはある意味、致し方ない事ではあるものの、戦後数十年経ち稚内では少なくとも御飯を満足に食べれないほどの家庭はないものと筆者は見ていた。
 であるから藤本英文さんが中心になり始めた「地域食堂」「子ども食堂」への認識も低く、正直大した困窮ではあるまいと思い続けてきた。
 今回、気付かされたのは女性からの電話であり、その女性曰く「(地域食堂)ふらっとは貧困など家庭の事情で満足に食事ができない子供たちの支援…との表現は子供達を傷つけるもので気を付けてほしい」
 確かに読者に指摘される通りなのだが、「まてよ」と思い市教委に尋ねたところ、8人に1人、食事を満足に摂れない子どもがいる事を浅学ながら知ったのであった。
 この女性は高齢の方と思われ、筆者と共通しているのは「これだけ経済成長した日本にあって、そんな食事を摂れない家庭があるのか」という認識であり「8人に1人」には正直愕然とした。
 子どもは次代を担う宝であり、生きて行動するのに最低限必要な御飯を食べれないというのは異常な事であり日本政府なり工藤市政には抜本的な解消策を求めたい。
 今週から土曜の「時の話題」を「週末雑感」とします。その1回目は重たいテーマになった。公平な社会であるよう願っている。

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