ひかり菜の事業開始から3年迎える

 稚内市社会福祉事業団が運営し、フリルレタスの水耕栽培を行っている〝最北の野菜工場ひかり菜〟は、9月で事業を始めてから3年を迎える。
 北光園を利用する障がい者のより良い労働環境の提供や施設の空きスペースの有効利用を目的に平成29年9月から水耕栽培を開始。看板商品のフリルレタスの販路は市内だけでなく、豊富、幌延などに広がり事業が軌道に乗ったことから昨年7月、水耕栽培の機器を増設した。
 今は職員と利用者10人が協力し、5台の水耕栽培機器で一日あたり30㌔360株のフリルレタスを収穫し週1回、市内の食品スーパーなどに出荷している。
 事業を始める前から携わっていた満保和吉常務によると、管内で初めて農林水産省が定める衛生基準のJGAP(ジェイ・ギャップ)を取得し「安心と安全に気を付け信頼される野菜作りに注力してきた」とし「お陰さまで今、工場はフル稼働しレタスの生産を行うことが出来ています。地元に愛され、成長してきたとの想いを胸にこれからも信頼される野菜作りに努めます」と話していた。
 工場では、新商品の試験栽培を通年で行うなど新たな事業展開も模索しているところだという。

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