コロナ恐るべし 信金の道北景況調査 4~6月ほぼ全業種で大幅悪化

 稚内信金は、主な営業地域となる稚内市など宗谷管内10市町村と天塩、遠別、雄武3町にある中小企業の今年4~6月のDI(業況判断指数=良い又はやや良いと答えた割合から悪い又はやや悪いと答えた割合を引く)を集計し景況レポートとして公表した。
 6月1~5日まで193社から聴き取りし職員の感触としてまとめたもので、コロナ禍によって売上額マイナス49・7(稚内市マイナス57)、収益マイナス46・6(同マイナス53・2)と、イラク戦争やSARS(重症急性呼吸器症候群)などにより過去最低を記録した2003年並みの水準まで下った。
 7~9月期見通しも売上額マイナス23・3、収益マイナス37・8と建設業を除く全業種で低調な見通しで、冬になり閑散期になることを勘案すると年内は低調に推移することが予想され厳しい状況が続くものと見込まれるとしている。
 4~6月の業種ごと実績。
 ▽製造業 受注額マイナス54・3(前年同期対比5・9㌽低下)収益マイナス40(同40㌽低下)。水産加工と食品部門の悪化が際立つ。
 ▽卸・小売業 売上額マイナス53・8(同22・5㌽低下)、収益マイナス38・5(同13・1㌽低下)。食料品建築資材、衣料品、燃料、自動車販売など悪化した。
 ▽サービス業 売上額マイナス75・5(同34・1㌽低下)収益マイナス77・6(同43・1㌽低下)。旅館・ホテル、クリーニング、飲食店、自動車整備、福祉・介護と軒並み調査以来の最低を記録した。
 ▽建設業 受注額マイナス14・7(同10・4㌽上昇)、収益マイナス26・5(同1・4㌽低下)。収益は総合工事、設備工事とも前年より悪化した。
 ▽運輸業 売上額マイナス46・2、収益マイナス53・8。一般旅客は売上高、収益とも低調で、貨物も軟調に推移。
 経営上の問題点として暫く四半期(3カ月間)ごとでトップを占めていた人手不足から売上(受注)の減少に変わった。

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