時の話題 「心棒揺らぐ政策」

 中性脂肪が正常値に比べ数倍も高く数年前から始めたウォーキングの一の沢川(ウエンナイ川支流)の散歩道のドングイやフキなどきれいに刈られた。この散歩道の除草は定期的に行われている。雪が融け草木が伸びる新緑の時期を迎えていたことをコロナ騒動によって失念していた。
 爽やかな季節を迎え心も浮き々々してくるのだが、今年は顔前ばかりでなく心にもフェースシールドならぬマインドシールドに覆われた気分がし、どこか気が晴れない。
 行事を例に挙げても神社例大祭は神事だけで御輿渡御も露店もなく、30年以上の歴史がある沼川酪農祭も中止になり来月のみなと南極まつりも中止という憂き目に遭い、9月以降の秋もフルマラソンは中止になるは、食マルシェも開催断念せざるをえず気うつになることばかりだ。
 元々、人が大勢集まる事は遠慮がちなところはあるものの、自らの家族や他人様でも楽しげな様々は否定するものでなく、その光景を見る事なく時が過ぎて行くのは淋しいものである。
 どうみん割に続き来週22日からは政府肝いりの〝GO TOキャンペーン〟が始まる。東京のコロナ感染者が200人超という第2波感染の様相を帯びようとしている時、ある意味バカ騒ぎともいえようゴーツーをやっていいものなのか。ホテルなど観光関連業界の窮状を救うためとはいえ時期尚早の感は拭えない。
 東京の感染を押え込むのが先決で、当初予定した通りコロナ終息後にGO TO事業をすればいいと思うが。心棒が揺らいでいる。

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