稚内市が西小中跡に囲いワナ設置 9月上旬まで目標60頭

 出没が相次ぐエゾシカ駆除の新たな取り組みとして、稚内市は旧西小中学校跡地に囲いワナを設置した。
 稚内市では今年度、長年続けてきた冬期間の裏山での一斉捕獲と稚内公園などで3年前から実施してきた麻酔薬を使った吹き矢による捕獲を中止し、それに代わる新たな対策として、予算370万円をかけ囲いワナを実施することにした。
 旧西小中学校敷地内に高さ4㍍、8㍍四方の囲いワナが設置され、エサで誘い寄せたシカをカメラで監視し、ある程度のシカが入ったところでスマホの遠隔操作により扉が閉まる仕組みになっている。
 30日に設置を終えたワナの中には大麦、大豆、ビートなど5種類のエサを用意し、翌1日朝には数頭入ったところが確認された。
 今後1週間程度はシカがワナに入る様子や好むエサなど観察した上で捕獲を進めることにしており、9月上旬まで60頭を目標にしている。
 市街地の中でもシカの出没が多いノシャップ~西浜には数十頭の群れがいくつもおり市(農政課)の熊谷課長は「市街地のシカ対策としては今回の囲いワナと銃、くくりワナの3つの態勢で捕獲を行っていきたい」と話していた。
 シカは警戒心が強く捕獲を成功させるためにもワナには近づかないよう市民の協力を求めている。

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