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 この3カ月、外出ばかりか営業も自粛が叫ばれる中、葬儀も家族葬など内輪の人達で営まれることが多くなった。故人の生前中、世話になり線香の1本でもと願うも移動自粛が求められている現下、式場に参列できず切歯扼腕と言わずも残念な思いをした親族などおられよう。
 都会では参列できない遠方に居る人のためインターネットで葬儀の様子を中継するサービスを始めた葬儀社があるが、稚内でも武藤はくぜん(武藤尚社長)がコロナ禍という事情を踏まえ先日から葬儀のネット配信を始めた。
 故人を偲ぶ葬儀は焼香、合掌そして納棺など一連の儀式が親族はじめ関係する人々の参列をもってして厳粛に営まれるのがこれまでの常識だったが、世の中がITによって劇的に変化する中、遠く離れていてもネット中継によってあたかも斎場に臨場しているかのように故人の冥福を祈ることができるのは画期的な事だ。
 遅かれ早かれ他の葬儀社もネット中継を導入しなければならないだろう。世の中の流れである。
 筆者も道内ばかりでなく道外にも親戚、知人がいるのでコロナ禍の中、もし不幸があったとしてもそれなりに故人に寄り添うことが出来るネット中継は有難いもので、最低限の義理は果たせるのかなと思っている。
 時代の変化は凄まじく、コロナ禍にあってもテレワーク、リモートでの会議出席、学校もオンライン授業が可能になった。
 ネット葬儀はコロナ禍によって導入されたのだが、時代の要請とも言えよう。