家族とオンライン面会 面会中止で社会福祉事業団各施設

 稚内市社会福祉事業団は、新型コロナウイルスの影響で運営する福祉施設に入所するお年寄りと家族の面会中止が続いていることから、オンライン面会の取り組みを始めた。
 運営する特養、ユニット型特養、養護老人ホーム富士見園のお年寄りが入所する施設は、4月17日からコロナ対策のため面会中止が続いており、普段の様子を知ってもらおうと介護士が家族に写真や手紙を送り対応してきた。
 当面この状態が続くと予想される中、お年寄りと家族が身近に感じられるようにと、施設でタブレット端末を用意し、予約制で1回の通話時間が10分を目安にテレビ電話で面会することが出来るようにする。
 4日午前中、特養老人ホーム富士見園ではオンライン面会のテストが行われ、お年寄りと職員が画面越しに会話を楽しんでいた。
 満保常務理事によると、福祉施設の入所者家族の中には沖縄など遠方に住んでいる人もいるため、遠隔地の家族との面会や万が一の防災の時にも役立てるようにしたいとし「面会を中止し心苦しい状況ですが、出来ることをやっていきたい」と話していた。

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