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 米国の暴動をテレビを見てつらつら思うのはコロナによって人間社会の歪みが形になって現れているという事である。
 米国の白人警察官の黒人に対する度を過ぎた行為は今更指摘するものでなく、1700年代の南北戦争前から永々と続いている人権差別という病巣である。
 ただ今回の場合はコロナウイルスによって米国中に大量の感染者が出て、とりわけ黒人など弱い立場にある少数派(マイノリティー)の感染者と死者が白人など多数派(マジョリティー)の倍以上にもなり、解雇される人数も異常に多く貧富の格差が歴然としている中でのマイノリティーの反乱・暴動なのだが、トランプ大統領の言動がその喧騒の火に油を注ぐ事態となり収拾をつかなくしている。
 本来、州内の暴動には州警察・州軍が対応するのだが、大統領は国軍さえ投入しようとしており更なる拡大が懸念される。
 11月初旬の大統領選挙に強いリーダーとのイメージを米国民に植え付けようとする選挙戦略の一つだと主張するメディアもあり正に混沌としている。
 この分断こそ狡猾なコロナが策謀する狙いであり、我々地球人は団結して撲滅に向かわなければならない。
 日本では幸い米国のような暴動はないものの、心中には様々な疑心暗鬼が生まれており市中感染ゼロの稚内でさえも誹謗中傷の類の言動が増えている。
 今こそ人間力と団結力が求められている。感染者を排他するというのはとんでもない事であり慈しみをもって当たらなければコロナの思う壺にはまってしまう。正念場だ。