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 新型コロナウイルス感染症の終息を願い、全国の花火師が各地で一斉に打ち上げる〝サプライズ花火大会〟が1日夜、稚内市内でもあった。新光町で50発が披露され夜空を鮮やかに染めた。
 花火大会は江戸時代に悪疫や無病の退散を願い始まったとされ、コロナ禍で疲弊した人たちに笑顔を届けようと北海道から沖縄までの全国160の花火業者が1日午後8時、全国一斉に打ち上げた。
 稚内からは佐藤銃砲火薬店=萩見4=が打ち上げに参加。新光町のホームセンター近くの私有地で「ドン、ドン」という轟音と共に打ち上げられ、医療従事者を励ますため青を基調にした花火や赤、金色などの大輪が咲き乱れた。〝3密〟を避けるため、打ち上げ場所は事前に公表せず行われ、近くを通りかかった人が偶然見ることになった。
 稚内禎心会病院前で4歳の娘・由芽ちゃんと1歳の息子・佑成ちゃんと一緒に花火を見ていた佐藤拓真さん(27)は「とても綺麗で子供たちも喜んでいました。花火を上げてくれた方に感謝したい」と話していた。
 無事に花火の打ち上げを終えた佐藤銃砲火薬店の佐藤堅司社長(55)は「大変な状況ですが、花火を見て皆さんが元気になってくれれば嬉しい」と、一日も早く普通の状態に戻る事を祈願していた。