きょうカーリング場オープン テープカットし完成祝う

テープカットする工藤市長ら6人

 みどりスポーツパークの中心施設となるカーリング場が30日、オープンした。工藤市長ら関係者6人がテープカットし完成を祝うと共に、愛好者らが新しい施設で初プレーを楽しんだ。
 新型コロナウイルス感染拡大の影響でオープンが1カ月遅れたが通年利用できるカーリング場としては北見などに続いて道内4番目の施設となり、午前10時からのオープンセレモニーで工藤市長は「新型コロナウイルスの影響でオープン日が定まらないままここまで来ましたが、市民の皆さんにカーリング場を披露できるのを心から感謝申し上げたい」とし、カーリング場や6月2日には武道場、アーチェリー場、10月には屋内運動場がオープンすることを踏まえ「カーリング場をはじめとしたこの施設が、これからのマチのスポーツ活動の拠点の一つとして、子供からお年寄りまで多くの市民の皆さんに愛され続けることを心から願っています」などと挨拶した。
 続き工藤市長、岡本市議会議長、表教育長、貝森日本カーリング協会長、富田稚内カーリング協会長、岡谷稚内スポーツ協会長の6人がテープカットしオープンした。
 セレモニー後は早速、愛好者らが新しい施設で初プレーを楽しみ、過去にシニアの世界大会に出場した経歴がある稚内カーリング協会理事の小林陽子さん=写真=は「ノシャップの時よりも氷の質が素晴らしい」と話していた。

アジア大会開催決定 11月7日~14日稚内で

オープンセレモニー終了後、工藤市長は会見を開き、11月にみどりスポーツパークのカーリング場でパシフィックアジアカーリング選手権大会(PACC)2020稚内大会の開催が決定したことを明らかにした。
 今月12日に開かれた世界カーリング連盟(WCF)による評議員の会議で、11月7日~14日まで稚内で開催されることが正式に決まった。稚内でスポーツの国際大会が開催されるのは初めてのことでPACC開催は日本では6年ぶりのことで、道内では1999年に常呂町で開催されて以来21年ぶりとなる。
 WCFの正式決定を受け今月21日に稚内大会に向けた実行委員会を立ち上げたことなどを説明した工藤市長は「新型コロナウイルスの感染拡大を甘く考えている訳ではありませんが、11月上旬の開催ということもあり一日も早く感染拡大が沈静化し、会場のお披露目を兼ねての初めての国際大会を市民の皆さんと応援し楽しみたい。できればこの重苦しい空気を乗り越える起爆剤になる大会になるよう願っています」と述べた。
 富田稚内カーリング協会長が大会概要について説明し、PACCは世界選手権を兼ねた地区ごとの予選となり大会にはWCFに加盟するアジア地域の日本はじめ中国、韓国、オーストラリアなど10カ国から男女10チームずつが出場。女子は上位2チーム、男子は優勝チームが翌年の世界大会に出場する権利を獲得するため非常に重要な大会に位置づけられいるとし、「国際大会ということもあり、色々な準備が必要。稚内の実行委員会だけでなく日本、北海道カーリング協会などの関係者に協力を頂いて大会を成功に結びつけたい」と語った。
 PACC稚内大会には、日本から昨年、日本選手権で優勝した北海道コンサドーレ札幌(男子)と北見のロコ・ソラーレ(女子)の出場が予定されている。

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