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 10日早朝、坂の下の前浜でニシンの群れが産卵で押し寄せ、海が精子で白く濁る群来現象が見られた。
 群来が見られたのは坂の下海水浴場の砂浜から500㍍ほど離れた沖合いで、約1㌔に亘って広がっていた。
 10日午前7時頃、西浜の前浜でウニ漁をしていた西浜1、漁師の齊藤昌則さん(75)が海の上でカモメが騒いでいるのに気付き、磯船で坂の下方面に移動したところ、海が乳白色に濁っているのを発見した。
 稚内では昨年5月中旬、第一清浜で65年ぶりに群来が確認されたが、その数日前には坂の下や西浜でも同じ現象が起きていたのを周辺の漁師が目撃しており、今回も同じような場所で群来を発見した齊藤さんは「あの場所はニシンが産卵に好む海藻が多い。生まれてからずっと西浜に住んでいるが、子供の時は何度も群来を見たり、家の前の浜にニシンが来た。群来を見ると子供の頃を思い出す」と昔を懐かしんだ。
 別の漁師は「1週間前には小平でも群来が現れ、同じような群れが北上してきたんじゃないか」と話していた。