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 官庁の人事異動により転出入者のあいさつ回りで弊社にも来訪者があるが、過去に取材で何かと世話になった人が栄転して来るのは嬉しいものだ。その中で今春、宗谷総合振興局長として着任した竹花賢一氏には「友、遠方より来たる」との感がする。
 国や道の出先機関で若い時稚内に務め、その後、出世し稚内で再び勤務するケースは少なくないが、出先機関とはいえトップとして錦を飾るのは極めて稀のことだろう。
 竹花氏は元々銀行マンで道に奉職し最初の赴任地が宗谷支庁商工労働観光課であった。商工振興係の職員だったと記憶しているが数字の強さは群を抜き、その優秀さは秀でていた。個人的に肝胆相照らすことなど無かったものの「さすが○○○○マン」とよく他でも吹聴したものだった。
 あれから20年。先日あいさつに来社した際握手し「頑張りましたね」と大変失礼ながら労いの言葉を掛けると「いいえ、そんな事は」と淡々と筆者の言葉を聞き流すような返答に仕事ができるだけでない出来物との印象を強く持った。
 1万3千人の職員が在籍する道庁の中で部長クラスに相当する役職まで上がるのは一握りしかいない。竹花氏は優秀さだけではない運の強さをも持ち合せており、それら天賦を含め努力に讃辞を送るものである。
 中二階的な謗りが聞こえないでもない振興局だが、竹花局長を筆頭に職員の皆さん個々が職能を思う存分発揮され宗谷の発展・飛躍の推進力となるよう願っております。
 一度だけの人生、悔いなきように。