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 喫煙者にとって生き辛い世の中になった。健康増進法が改正され受動喫煙に対し科料が設けられるなど罰則が厳しくなった。
 今でこそタバコの煙に辟易する筆者だが、50歳になる直前までは一日多い時で3箱(60本)喫うヘビーに近いスモーカーだった。
 30数年も喫っていたのだから肺は保健所で見た喫煙者の模型のよう真っ黒だったはずで一念発起しきっぱり止めてしまった。その後ニコチンの禁断症状は半端なものでなく、3年経っても10年経ってもタバコを喫っている夢を見るほどだった。
 禁煙してから15年が過ぎつらつら感ずるのは喫っていた時代にどれほど他人に不快感を与えていたかということであり、不快感なら未だしも受動喫煙の被害者を何百人何千人も出していたであろうことを猛省している。
 タバコは身体に悪いことは証明されており4月からの法律改正によってタバコの箱には今まで以上に健康被害を訴えた文言が記されているそうだが、それも致し方ないか。
 紫煙を燻らせ聴牌リーチをするのは至福の一時であり、アルコールは飲めば飲むほどタバコが美味になるという喫煙の過去があり、今は非喫煙者という身にしてみれば喫う人の肩身が狭くなっていることへの同情を禁じ得ないし、タバコは害毒だという喫わない人の立場も頷ける。
 このように国民皆で受動喫煙被害を幾らかでも軽減させようとしている中、道議会自民党の一部議員が新しい議会庁舎内に分煙スペースを設けようとしていることに道民として羞恥心を感ずるのは筆者だけだろうか。