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 稚内はまなす学園で初となる新卒外国人の台湾出身、曾徳弘さん(26)の採用が決まり4月1日からの仕事を前に研修を兼ねた業務を始め、早く仕事に慣れようと努めている。
 曾さんは日本の文豪谷崎潤一郎氏の作品に感化され、台湾の東呉大学文学部に入学。在学中に祖父が入院した経験からもしもの時、家族のために手助けできる人になりたいとの想いを強めた。
 卒業後は一度、不動産会社に入社し1年間勤めたあと、介護福祉士資格を取得するため来日し、旭川福祉専門学校に入学。同校で行われた就職ガイダンスに参加し、はまなす学園への就職が決まった。
 札幌など大都市への就職を希望する学生が多い中、曾さんは「以前、旅行で来たことがある稚内の景色が好きだった。学園では利用者さん一人ひとりの生活に寄り添い、必要な支援を行う姿勢を見て希望した」と志望動機を話し「利用者さんたちの気持ちを理解することに時間はかかると思います頑張りたい」と目標を語った。
 人材不足に悩む学園にとって朗報で、曾さんの赴任費用など必要な費用を助成し歓迎している。
 職員らは「日本語能力試験にトップクラスで合格しており流暢な日本語を話す。早く慣れて良い仕事をしてくれることを願っています」とエールを送っていた。
 曾さんへの辞令交付は4月1日午前9時から行われる。