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 副港開発(中田伸也社長)の副港市場経営断念によって心配されるのはキタカラにある映画館「T・ジョイ稚内」の経営である。新型コロナウイルスによってダメージをかなり受けており心配している。
 稚内にある建設会社の中田組と藤建設は当時あった潤沢な資金によって中田組は副港市場、藤建設はT・ジョイの経営を始めたが、黒字に程遠い経営の末中田組は譲渡含め自力経営を断念してしまい仮に映画館もとなれば「稚内に活気を」と始めた両社の思いは露と化してしまう。
 藤建設の藤田会長は社長時代、映画の灯を再興したいと模索する中、永年の夢叶え東映系列のシネコンT・ジ
ョイのオープンまで漕ぎつけた。これには東映の岡田裕介会長と親交のあった高橋一平氏(現在T・ジョイ稚内を運営する最北シネマ社長)の骨折りもあったのは承知の通りである。
 その映画館だが、今回のコロナウイルスで客足がさっぱりだという話だ。
 憂慮されるのは連鎖反応であり、コロナ禍はあるものの、市の家賃が今より安ければ収支は大幅に改善するようなので財政事情が厳しい市だろうが副港市場の二の舞にならぬよう賃料を下げることも必要であろう。
 新型コロナが収まらない限り平常の姿に戻らないにしても対策は早めに講じておかなければならない。遅かりし由良之助では本も子もなくなる。
 ケチな考え起こさず出す時は出すという懐深い対応を市にお願いしたい。映画の灯どころか稚内の灯消さないためにも。