時の話題 「市議会閉会」

 新型コロナウイルス禍の中での市議会が終わり、新年度予算案が可決され、議員報酬の5%相当引き上げもすったもんだはあったが決まった。
 議員報酬については今年1月15日、稚内市特別職報酬等審議会(中田伸也会長)から議長42万9千円(現行40万9千円)、議員35万5千円(同33万9千円)など5%相当引き上げるとした答申がなされたが、3月議会が始まりつい先日までは引き上げを見合せるという大勢だった筈が、12日開かれた議案特別委員会で共産党を除く13人の議員が賛成し引き上げが決まった。
 定数問題をセットにし報酬引き上げを検討すべき、社会情勢や市民の声を反映させ見送るべき―などとの意見があったが、結局、答申を受け入れたのは市民を意識したパフォーマンスでは―との考え方もできよう。審議会が引き上げ答申したのだから躊躇なく従えばよかった訳で惑わすものではない。とは言えど報酬引上げには市民に根強い抵抗感があり、本紙に引上げに反対する投書が来ているのは掲載した通りだ。
 病気療養中の議員の長期欠席改正条例を引っ込めたのは武士の情けもあったのだろう。しかし、これからも欠席期間が長くなる事態になれば報酬削減を再び俎上に載せねばなるまい。
 議会の審議は甲論乙駁になるものだが、議員が知恵を働かせれば落し所が出てくるもので、そういう意味では途中まで暗礁に乗り上げそうだった報酬引き上げ案が通ったのは議員の歩み寄りによるものだが、コロナ禍の経済悪化での議論はあったのかね。

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