稚内港内に流氷 前浜には2年ぶりに流入

 稚内地方気象台は6日、流氷を陸上から肉眼で確認できる流氷初日を観測したと発表した。2018年以来2年ぶりの観測で平年より21日遅く、1964年の統計開始以来5番目に遅い観測となった。
 気象台によると、6日午前8時に職員が稚内港湾合同庁舎屋上からノシャップ岬まで広がる流氷群を確認。午前中、宝来~富士見までの前浜の海岸、北船溜りの港内などには大きいもので3㍍以上の流氷が漂着していた。
 前浜に流氷が接岸するのも2年ぶりで、恵比須地区の女性は「ここ何日かは海から冷たい風が流れ込んでいた。朝、家を出て浜を見たら氷がびっしりだったので驚きました」と話していた。
 6日朝から浜でギンナン草採りをしていた漁師は「氷だらけで採る場所がない」と嘆いていた。
 ノシャップ地区の漁師は「これだけの量の氷が来たのは久しぶり。海の雑草取りの磯掃除をしてくれる流氷だが、栄養分も運んでくれ、生育状況が悪いコンブにとっては良い流氷になるんじゃないか」と今年のコンブ漁に期待していた。
 6日は北風が吹き、沖にある流氷本体が近付く恐れがあることから、6日午後の利礼航路は欠航した。

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