時の話題 「学校の長期休校」

 新型コロナウイルスの拡大により鈴木知事の命を受け稚内市内の小中学校と幼稚園での臨時休校・休園が始まった途端、今度は安倍総理が来週2日から全国一斉に小中校だけでなく高校まで広げた休校措置を取るようにと通達を出した。
 知事は1週間だが、総理は春休みまでの1カ月にも及ぶもので全国一律ということもあり物議を醸している。
 道内に関し鈴木知事の通達は道民の不安と何よりも国の宝である子ども達をウイルス禍から守るという観点から妥当なものといえ、仮に1週間経っても収束に向かわなければ延長すればよい訳で、今できる最上の方法だろう。
 しかし知事から2日遅れ出された総理通達は日本国のトップの決断としてやり過ぎだろうとの思いはある。
 女性の社会進出が進む中にあって現況、専業主婦というのは珍しくパートなど何かしらの仕事に就いており、小学高学年~高校生なら未だしも小学低学年がいる家庭では母親が面倒みなければならず1カ月も長期休校というのは社会のあり様を理解していない愚策といえるのでないか。
 感染を止めるという総理の意気込みは重々分かるが、最初の道のよう1週間刻みで実行すべきだろう。
 3月というのは学校にとって卒業式はあるは、中・高校生は受験の時期であり、卒業式は兎も角、人生の一生に係わってくる受験にどう対応すればいいのか。何やかや含め日本社会は混乱している。
 よりによって今時期に―と強く思うが、起きた事はしょうがないので、今こそ的を射た対策が望まれる。

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