時の話題 「市の新年度予算②」

 筆者が記憶している限り稚内市の一般会計はこの何十年も250億位で推移しており、この間、人口が相当数減っているのに同様な予算措置をし、ここまではどうにか凌いできているが今後ともなると覚束ない。
 マチの規模に合った財政運営をしなければ夕張市のような事はないだろうが(それとて定かでないが)市長は余り無理なさらぬ方が宜しかろう。
 公約を掲げ選挙に立候補したのだから公約を守ろうというのは重々分かるも無い袖は振れない訳だから何もかもというのは土台無理な話である。
 小紙に載る葬儀広告で喪主は兎も角、施主に札幌などに住む息子娘さんの多いこと。それだけ若い人を中心に人口流出が収まらないという事なのだろう。
 人が居なくなれば家は空き家になる。不動産業など営む人達はリフォームし販売しているが、その事業も未だニーズがあるからやっていけるが、15~65歳までの生産人口が減れば減るほど需要も細る。住まいだけのことでなく消費全てに通底することだろう。
 人口が少ないマチほど役所の負担が大きくなり、東京や札幌などのよう民間主導で経済が好転する事はない。しかし稚内という町の宝は水産業が極めて強いということだ。
 日本一の生産のホタテ漁がありミズダコ漁も全国市況を左右するほどで、ナマコやコンブ、そして沖底漁だって捨てたものでない。
 水産業をバックボーンにすれば未だ未だ伸びる余地がある稚内である。
 予算編成もその辺りを色濃く反映したものにすればいい。

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