宗谷岬2年ぶりに流氷接岸 但し「流氷初日」ならず

 宗谷海峡に入っていた流氷が19日午前、宗谷岬の最北端の地の碑周辺に接岸した。
 16日以降の荒れた天候で東風が吹き、流氷本体から切り離されたものが18日正午過ぎ、宗谷岬沖合に近付いたのを宗谷岬灯台に設置されているライブカメラ映像で稚内海保職員が確認した。
 その後の北東の風によって流氷群は最北端の地の碑前まで到達し流氷本体から切り離された砕け氷とはいえ、厚さ1㍍近い氷もあった。
 19日午前中には宗谷岬の西方約1㌔沖合に浮かぶ弁天島周辺まで流氷が流れて来ているのが確認された。周辺住民は「宗谷岬まで流氷が来たのは2年ぶりだ」と話していた。
 19日午前、稚内地方気象台から肉眼で確認できなかったため「流氷初日」とはならず、今後は西の風が強まるので宗谷岬から離れていくでしょう―と気象台職員。

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