今冬一番の大荒れ 看板倒れ交通止め 開運で30㍍もの暴風

 30日から暴風雪に見舞われている稚内地方は、31日も30㍍近い暴風が吹き荒れ、大黒地区で看板が剥がれるなどした影響により国道40号の一部区間が通行止めされた。
 稚内地方気象台によると、発達した低気圧の影響で30日午後から強い北東の風が吹いている稚内地方は午後11時前、開運で30・6㍍の最大瞬間風速を観測31日も30㍍近い暴風が吹き荒れ、市内各所で吹き溜まりが生じ、立ち往生する車が相次いだ。
 30㍍以上の強風により、大黒2の旧マックハウスの看板=写真=が剥がれるなどし、飛散の恐れがあるため国道40号の大黒2の200㍍区間は31日午前11時現在も通行止めとなっている。現場の作業員によると、風が収まるまで看板の補修作業はできず、作業が終わり次第通行止めを解除するとしている。

 また31日午前10時過ぎにはノシャップ2のプレハブ小屋の屋根が飛びそうとの通報を受け、稚内消防署などが対応した。
 気象台によると、暴風雪警報は31日午前11時過ぎに注意報に切り替わり風は徐々に弱まっているものの、31日いっぱいは20㍍前後の強風が吹き、1日朝まで多いところで20㌢の雪が降る見通しで、吹雪や吹き溜まりによる交通障害などに注意を呼びかけている。

「交通機関にも乱れ生じる」
 この暴風雪で31日の利礼航路は全便欠航となり、空の便も全便が欠航。JR宗谷線は全区間運休するなど交通機関に影響が出た。
「中央小など臨時休校」
 吹雪の影響で中央小など市内4小中学校が臨時休校した。そのほかの学校は2時間遅れなどで授業を行った。

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