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 今年最後の小欄である。雨の日も風の日も雪の日も書き止め社説というより〝自説〟の繰り返しのような小欄だが大事にしている事があり、それは市井の人々に思いを寄せるということである。
 過日、市の幹部との宴席で「うちの市長は職員には目を向けてない」というような事を酒の勢いもあったのか話していたが、首長として職員より市民に目を向けるのは至って当然の事であるものの、その愚痴も分からぬではない。
 言い換えれば仲のいい夫婦の戯言に近いのかと思った。
 陸地の町村より外国(サハリン州)に近い最北の街が抱える問題は小さいながら多岐に亘り「真面目」(市幹部職員)な市長だけに課題をいかに解決して行くか日々思い悩んでいるであろう。
 市と小紙は一時、相当ぎくしゃくした事もあったが、このところはさほどの問題なく普段の状況にある。
 新聞社と行政がいい関係にあるのは「社会の木鐸」という使命のある新聞社にとって自慢すべき事でもないし批判精神を持たぬのは自らの使命を放棄したのも同然と指摘されることあるも、それほど〝男芸者〟にはなっていないので心配なきよう願っている。
 工藤市政になり8年半過ぎ一部で問題となる行いはあるものの、元々、真面目な市長だけに誠実に行政を司っているのは個人的に好感している。
 人口減少という難題抱え市政の舵取りは並大抵であるまい。古希迎え大変だろうが、もう一働き二働きし、何とか稚内を他に負けない街にすること願っている。