大沼に珍鳥ハクガン飛来 4年半ぶりだが秋は初めて

 大沼で道北地域などでは殆ど見られない渡り鳥のハクガンが確認された。大沼へは平成27年春以来4年6カ月ぶりで、秋は初めての飛来となる。
 26日午前9時過ぎ、渡り鳥の飛来数を確認していた遠島幸吉さんが1900羽まで増えたハクチョウの中に混じって、ハウス前で羽を休めていたハクガン1羽を発見した。
 絶滅危惧種の中でも最も絶滅が危ぶまれているⅠAに分類され、北極海にあるウランゲリ島で繁殖し、日本には冬鳥として北海道では十勝など道東の一部の地域に飛来する。
 北極海からオホーツク海側を飛来ルートにするため大沼に飛来するのは極めて稀なことで、26日午前中に確認されてから27日、28日午前中もハウス近くの岸で羽を休めていた。
 25日には3カ月ぶりにタンチョウも確認され、2日間連続の珍しい鳥の飛来に遠島さんは「タンチョウは姿を消したが、ハクガンはハウスの目の前で見ることができ、週末は野鳥好きの人が写真を撮っていきました」と話していた。

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