時の話題 「パチンコ店建築中」

 JR南稚内駅近くの大黒2に今、全道展開するイーグル(本社・札幌)の新店舗が建築されている。解体した以前(アクアパーク)より鉄骨の様子からはかなり大きく、先日、ある席で建築申請者の稚内市内にある水産会社の社長に訊いてみると、向い側にあり現在営業中の店舗(ニコパチランド)の大きさを合せたのに匹敵する建物になるのだという。
 稚内など港町では古くから博打好きの人が多く、稚内には一時8店ものパチンコ店があった。10年以上前のことであろうか、全道展開する「ひまわり」(合田観光商事)が店舗を建築し営業申請したところ、店舗向いにある〝児童遊園〟なるブランコや鉄棒を設置した小公園から100㍍以内の距離にあるとして営業が却下されるという事があった。
 地元店が共謀し地方からの進出を阻止しようとした事件は裁判沙汰になり、その後、和解したとの話を側聞したが、はまなす1の海側には当時建築された店舗が使われずそのまま建ったままにあるのは市民の皆さん承知のとおりである。
 ひまわり事件の後、食品スーパー跡で営業したのがイーグルの店舗で、パチンコ業界のガリバー「マルハン」も続いて稚内に進出してきたのであった。
 イーグル、マルハンに駆逐され地元店で残るのは今では2店だけとなり時代の流れを感ずる中での両者の稚内での覇権争いは熾烈を極め、他のチェーン店は進出を断念せねばならない状況にあるようである。
 新店舗は振興局に提出された建築確認書によると完成するのは12月5日のようだ。

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