時の話題 「新聞週間」

 「新聞を開いて僕は世界を知った」を代表標語に、15~21日まで新聞週間が展開されている。
 戦前、樺太(サハリン)で「公憤」という新聞を出していた故前田彰が昭和25年に創刊した小紙は、タブロイド判という普通の新聞紙大(ブランケット判)の半分、それも表裏の2頁立てだが、これまでの69年間、稚内の政治、経済、そして何よりも市民目線の報道に徹し、前田翁の精神は連綿と引き継がれ今に至っている。
 政治家がよく使う「常在戦場」のよう日々の取材など新聞製作は怒声(と言っても筆者だけだが)飛び交う場であり、筆者は社史の半分しか存ぜぬもよくここまで続いてきたものだとの感慨に今浸っている。
 社会の木鐸という使命を任ずる新聞などメディアにとっての要諦は為政者(権力者)に媚売るのでなく一般国民(市民)の立場にたち〝正義〟の健筆をふるうことであり、言い換えれば国民目線の報道を第一義にしなくてはならぬという事だ。
 しかし正義感が先走ってもメディアとして生き延びるのは容易でなく、経営戦略を有した中でのメディアとしての矜持が大事なことになる。
 小紙のような地元紙は市長や経済界のトップとも近い反面、一般市民との接点も広くジレンマに悩むことあるも最後は木鐸の矜持なのだろう、正義のペンを執る事が多くなる。
 「プレスを開いて稚内を知った」になるよう、これまで以上に研鑽を積み「なるほど」と読者の皆さんを納得していただける紙面作りに努めて行きたいと思っております。

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