医療、JR問題など 24回目の市長ふれあいトーク

 工藤市長と語り合うふれあいトークが15日夜、港ふれあいセンターで開かれ、市長と港地区などの住民が意見交換した。
 昨年7月以来1年3カ月ぶりとなり、市長就任3期目として初開催となり通算24回目のふれあいトークに参加した24人を前に、市長は稚内の食と観光、大型クルーズ船に対応した末広埠頭の岸壁整備、稚内~天塩中川間の送電網整備などに触れる挨拶をしテーマに沿って住民と懇談した。
 市立稚内病院の医療体制に関し、出張医となっている循環器などの常勤医確保をお願いしたい―との要望に、市長は「旭川医大、北大を訪問し様々な診療科目に行って今いる稚内の先生はそのままに出張医の先生が常勤医となってくれるようお願いしている。今後も地域の実情を伝え何んとかしたい」と話した。
 JRで旭川の病院に通っている人もおり、宗谷線をなんとか存続してほしいとの声に、市長は「宗谷線を守るには稚内~名寄間で稚内が頑張らなければいけない。平成元年に天北線が廃止となって30年が経ち沿線のマチは寂れてしまった。二度と繰り返したくはない」と語った。
 中央、東地区などにある学童保育所が港地区にないことに触れた港小PTAからは、港ふれあいセンターに同様の機能(学童保育所)を設けてほしいとの要望に、市長は「要望に沿えるよう担当課で検討して行きたい」と答えた。
 ほかにも市役所庁舎や副港市場問題の話しがあり、2時間近くの意見交換を終えた市長は「このマチを発展させて次の世代に引き継ぎたい。その思いで取り組んでいきたい」と挨拶し終了した。

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