髙橋さん、大川さんに栄誉 秋の危険業務叙勲 消防、防衛での功績顕著

 秋の危険業務従事者叙勲受章者が発表され稚内から元消防署長の髙橋勝さん(77)=大黒4=が消防功労で瑞宝双光章、元自衛官の大川篤さん(61)=宝来3=が防衛功労で瑞宝単光章に輝いた。
 商工高卒業した髙橋さんは、市内の製樽所勤務を経て昭和35年8月稚内消防署に奉職。消防司令長など歴任し平成11年から3年間消防署長を務め14年に定年退職した。
 消防42年間、市民の安心・安全を守るため迅速な救助活動をモットーにしてきたという髙橋さんは、年間40件以上の火災があった昭和40~50年代を思い出し「中央地区で飲み屋が5、6軒があった建物で働く女性が亡くなる死亡火災があった。アーケード街の商業施設の火災ではバックドラフトのような爆発現象を経験し、停泊中の底引き船の石炭ストーブが原因での火災もあり、必要以上に水で消火すると船体が重くなって転覆する危険もあったので、火を消すのに苦労した」と振り返っていた。
 今回の叙勲については「家族や仲間に支えられての受章で感謝したい。火災があった時は帰るのが遅くなり妻や子供たちに心配を掛けた。多くの人に支えられて幸せだと思っています」と語っていた。
 増毛町出身の大川さんは、親戚に自衛官が多く薦められたこともあり昭和52年に自衛隊旭川駐屯地第二特化連隊に入隊。昭和57年、稚内自衛隊駐屯地に転勤し第301沿岸監視隊として勤務し、平成20年から最先任として陸曹などの監督業務に就き、平成24年に退職した。
 主に情報部隊として任務についてきた大川さんは「稚内に来た翌年には大韓航空機事件があり大変だったが、情報という分野に興味を持ち職務を全うできた」と話していた。
 受章に当たっては「苦しい時もあったが最後までやり遂げることが出来よかった。妻(ゆき子さん)が支えてくれたことに感謝したい」と話していた。

髙橋 勝さん

大川 篤さん

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