解きの話題 「職員の退職騒動」

 人手不足、働き方改革などと雇用を巡る状況が混沌とする中、昔に比べると職員の成り手が減っている稚内市役所で、今春採用された若手職員(19)が10月からの本採用待たずして自主退職するという全くもって勿体無い事態が起きた。
 本人や母親、市に聴いてみると、最初に配属された税務課で4月一カ月の残業が76時間にもなり、土・日曜も出勤していたというのだから幾ら忙しい部署とはいえ尋常でない。
 後で本人に聴くと市役所は定時(5時半まで)までの勤務と思っていたそうで、それがいきなり9時、10時までの残業とあっては戸惑うどころか「約束とは違うんじゃない」と思案するのも旨なるかだ。土・日曜出勤もあっては正に今風のブラック企業であろう。
 というマスコミも時間は不規則であり、小社の記者は日曜も取材で動き回っている。
 中堅以上になると仕事の厳しさは重々理解しているだろうが、高校を卒業したばかりの若い人には理不尽な勤務時間となり心身に変調を来たすのも致し方ないといえよう。
 今回の件は市として反省すべき点が多い。残業もだが、本人がフラストレーション解消のため日課にしているランニングの昼休みでの禁止は人権問題ともなろう。それに「私達は当り前」(上司)と残業を押し付けるのは以ての外のことだ。
 どの企業の社長に聞いても現代の若者は給料よりきちんとした休みがあるかを就職する絶対条件にしている。それだもの我が社が求人しても応募が無いわけだ。
 市のごたごたで感じた次第である。

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