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 稚内出身でガウディ研究者・建築家の田中裕也さん(66)=スペイン・バルセロナ在住=が22日午後、自宅の旧天北庵で講演し、ガウディ建築の魅力やこれからの街づくりに必要なことを語った。
 ガウディ建築に関わり40年以上になる田中さんは、世界遺産のサグラダ・ファミリアをはじめとするガウディ建築に関し図面は殆どなく、模型とスケッチをもとに現場の職人の意見を徹底的に聞き建築したとし「ガウディは当時、150人いた職人とマンツーマンで話し合い、どのように建物を作っていくか意見を聞いた。互いに良い物を作るため皆で協力することが、これからの街づくりには必要」と強調した。
 自宅アトリエには、ガウディに魅せられ田中さんがひたすら実測し、それを図面化したサグラダ・ファミリアなどの実測図が展示されている。講演を聞きにきた市民らを前に「ガウディ作品は、建築というよりアート作品」と魅力を語っていた。