Pocket

 当初「超大型」と言われた台風10号の被害がそれほどでなく大きな爪跡を残さなかったのは何よりだった。日本海を北上し北海道に近付き温帯低気圧になったものの、お盆の帰省や観光には大きな影響を及ぼした。
 台風というのは盆を過ぎ秋になった8月下旬以降に襲来するのがこれまでの通りではあるが、急激に進行する地球温暖化によるものなのか(いや、そうに違いない)〝賓客〟として迎えるのが早まったようである。厄介な早さではある。
 お盆を過ぎると今年も集大成の4カ月を迎える。「生活は幾らか上向いたか」「会社の業績は」と思い悩みながらも短いとはいえ令和元年を締めくくらなければならない。
 市民個々の暮らし向きでは高齢者世帯が増えているためか、さほどの深刻化は聞こえてこずとも、さほど多くはない年金、給料を遣り繰りしている実相は容易に想像できる。
 経営者とて横這いがいいところの売上に呻吟しているだろう。
 今から32年前の沖底漁船の第2次減船、国鉄民営化による広域異動による稚内からの流出と、さほどの理由が無いのに確実に減り続ける稚内の人口。往時の5万8千人から4割も減り歯止めが掛からないのは尋常とは言えまい。
 生活の基盤たる就労先が極端に先細り、医療過疎が度合いを増すなか、致し方ないと言えばそうなのだが、現実には3万5千人まで減り3万人を予想できる状況まで来ている。
 これでいいのか。風でも最北でもロシアへの至近さでも何でもいいので大いに活用しやって行くべきだろう。