宗谷管内でも2社 商工リサーチ支店 5月道北の企業倒産

 3月、4月と小康状態にあった道北地方の倒産は5月、6社、17億円余りに増え、宗谷管内で2社、稚内でも1社が倒産した。
 東京商工リサーチ旭川支店によると、奈井江以北の負債総額1千万円以上の企業倒産は前月から3社増え6社(昨年同月対比4増)負債総額17億4157万円(同16億9307万円増)と前月から14億4825万円も増えた。東北電材(旭川)と南富運輸(富良野)の5億円を超える大型倒産が負債額を押し上げた。
 ただ道北地方としては10社に満たない小康状態が続いており、平成23年9月以降93カ月連続し一桁で推移している。
 今後の見通しについて「倒産発生に大きな影響があった建設業の減少が顕著で倒産沈滞化が続く一方、人手不足での受注機会喪失や後継者難、資材価格の高騰、人件費上昇などコスト増加による企業収益への圧迫が懸念されている。
 今年10月には消費税が10%に引き上げられようとしている中、過去の平成9年の増税(3%→5%)後、道内での倒産は13カ月連続し前年を上回り、平成26年の増税(5%→8%)では直接的な倒産はなかったものの、個人消費の鈍化の影響で小売業、サービス業は厳しい経営を余儀なくされた。
 金融支援により倒産は抑制されているものの、業績を立て直せずリスケなどで乗り切っている企業は正念場を迎える可能性もある。金融機関の対応によっては倒産が増加する懸念が出てきていると旭川支店。
 5月倒産企業。
 東北電材(旭川市電気資材販売)負債額7億6725万円▽小川重機土木(旭川市・舗装工事)6100万円▽南富運輸(富良野市・一般貨物自動車運送業)5億8832万円▽ナリタトレーディング(稚内市・水産物販売)1億8000万円▽元町石材店(留萌市・墓石、石材販売)4000万円▽枝幸商事(枝幸町・石油製品販売)1億500万円。

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