時の話題 「古紙回収」

 市内の中学校の古新聞など回収活動は春と秋に行われ、校区の家庭では半年分の新聞を溜め提供している。どの学校も伝統行事として数十年続ける中にあって潮見が丘中は6月2日㈰の回収を最後に止め、今後は別の形で地域との繋がりを持って行きたいような話を教頭先生がしていた。
 同校の古紙回収は開校5年目の昭和63年から始め一時中断されたこともあったそうだが、父親の会がやるようになり引き継いだ格好で学校行事として復活し現在に至っている。
 総合的な学習や土曜授業として実施してきたのだが、生徒減での教員減少によって校下地区ごとに張り付けていた先生の確保が難しくなると共に、総合的学習に「探究的項目」が付与されたことによって別の形での地域貢献を探る必要性に迫られ、断腸な思いでの古紙回収の中止とはなるようである。
 半年分にもなると相当量の古新聞が溜る。学校のため子ども達のためにと協力してきた家庭にとっても残念なことであろう。
 今の世の中、パソコン、スマホは当り前で額に汗して働くのは敬遠されがちである。しかし労働の喜びは皆と協力した一体感だろうと思っている筆者にしても残念な事で、新聞回収に当たって事前に家庭への周知を行い、束になった重量がある新聞を協力しトラックまで運ぶという協働によって得るものは大きいのではないだろうか。
 頭でっかちはいけない。汗してスポーツに奉仕など活動に勤しむことは人間形成には欠かせないことであり一考されては如何か。
 物事は効率よく運べばいいものでない。

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