時の話題 「安心安全への活動」

 神奈川県川崎市で登校するためスクールバスを待っていた小学生らが殺傷されるという事件が発生した。女児1人と見守っていた親御さんが亡くなった。
 殺人鬼は「殺してやる」とわめきながら包丁を振り回し子供達を刺し、死者のほか17人もの傷者が出た。
 何度となく繰り返される惨事に嗚咽が漏れるだけだ。
 人(殺人者)の心にある残虐と鬱屈が発露する事件は日本ばかりでなく世界各国で後を絶たず、自爆などテロ行為は最たるものだ。
 稚内でこのような事件は全くない。大都会のよう殺伐としておらず、住民同士の結びつきが強いためと思われるが、筆者が出勤時に目にするスクールガードの皆さんに依るところも小さくなかろう。
 風の強い日も雨の日も雪の日も小学生が登下校する道に立ち交通安全含め見守り活動をしている。声掛けがあろうとなかろうと子供達にいかほどの安心感を生むことか。スクールガードが定着する前の平成23年度に24件あった不審者の声掛け、つきまといは昨年度までの3年間、年間一桁に減り抑止力効果は歴然としたものがある。
 市教委によると、4月25日現在のスクールガード登録者は437人数えるも高齢化による体力の衰え、健康面での問題など抱え登録者確保が課題になっている。登録の申し込みは稚内市子ども安全育成センター(富岡1風~るわっかない2階☎73-1601)にするとよい。
 スクールガードばかりでなく警察関係民間団体の奉仕活動も正に滅私のものがあり、稚内の安心安全への寄与は絶大なものがある。

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