時の話題 「優秀だけでは」

 世の中、頭のいい優秀な人ばかりではつまらないし、美人ばかりじゃ3日で飽きるし、これまた味気ない。美人の、優秀な人の脇にいる人がいるから面白い。人生も長くなってくると、こんな戯言も全くの空事でなく現実にある事だなと、つくづく思ってしまう。
 高校を卒業し大学、社会人と東京に住み北海道に帰り最初は札幌に住んでいたが、ひょんなことから故郷である稚内に戻り、稚内プレス社には募集もしていないのに「雇ってくれませんか」と押し掛け採用されることになり、これまで40年近く記者、社長として働き強く感じるのは人間万事塞翁が馬ということである。喜んで乗った馬から落馬し足を折ったため戦士にならず命長らえたよう人生の吉凶と禍福は予測できないということである。
 2日ほど前だったか「天北堆」で余りに速い人生のスピードを緩和するマシンがあればと書いたが全くもって本心であり、先を急ぐ自分への戒めでもある。
 家でテレビを見ていて聞こえてきた音が花火のように感じ、その時、あと2カ月すればみなと南極まつりの花火大会が来るなァとぼんやり考えながら来る雪の季節にまで夢想は広がってしまう。
 人生、朝露の如しとまで言わぬも60代まで生き70、80代と齢を重ねて行くのだろう己が人生に、信長のよう「夢幻の如し」の心境になるのか。
 息子二人が30代半ばとなり上の孫が10歳になろうとしている今、好々爺然として生きて行く道もあろうが、それじゃつまらない。優秀でないのはそう悪いことではない。

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