こうほね家前の沼の水干上がる 原因は地下水汲み上げるポンプの故障

 浜勇知のこうほねの家の前にある一周400㍍の沼の水が干上がってしまった。市民は「こんな光景は初めて見た」と驚いている。
 こうほねの家周辺の砂浜が波によって浸食されたことなどから沼の水が減り始めた10年ほど前から市が水位を保つため湧き水を汲み上げるため設置したポンプが、昨年6月の落雷により壊れたことが原因で沼の水が干上がってしまったよう。
 今年4月頃までは雪融け水があり、ある程度沼に水は残っていたものの雨不足に加えポンプ停止によって渇水状態になった。
 13日に沼に立ち寄った市民は「砂浜の侵食などにより沼の水が減っていることは知っていたが、水が無くなったのは初めて見ました」と話していた。
 市(観光交流課)は今月末に入札を行い新たなポンプを用意し7月までには沼に水を溜める作業を進めることにしており、沼の環境対策については「国立公園であるため環境省、砂浜については管理する道と協議しながら沼の環境を守る取り組みを進めていきたい」としている。

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