販売実績32億円 稚内農協が通常総会開く

 稚内農協は10日、海員会館で第46回通常総会を開き、昨年度の事業報告など承認したあと、5期16年間組合長を務めた寺本幸男氏の退任が了承され、午後から開く理事会で新組合長が選任される。
 冒頭挨拶した寺本組合長は昨年9月の地震によるブラックアウトで160㌧の生乳被害があったことに触れ「今後の危機管理の教訓にしたい」と述べ、今年度については「農業所得の増大や生産量の維持拡大、担い手の確保・育成、経営基盤の強化、地域貢献していきたい」などと目標を掲げた。
 昨年度の事業総利益3億6702万円、事業利益2060万円。事業外収益を加えた経常利益は3824万円(前年度3901万円)だった。税引後の当期剰余金2802万円(同2827万円)。
 剰余金のうち利益準備金として600万円、積立金として1560万円充て、683万円を配当金とした。
 昨年度は生乳生産2万5385㌧で前年から3・2%減少したことから生産額は計画を4・7%下回る25億3300万円。個体販売は高値が続き3118頭8億8000万円と計画を9・9%上回った。全体の販売実績は32億1169万円。
 アシストホール稚内は売上高1億8694万円(同2億2178万円)、経常利益50万円(同176万円)当期純利益34万円(同161万円)だった。
 任期満了に伴う理事と監事は次の通り。
 ▽理事 堀正幸、曽根純、白崎義文、板垣和久、工藤良幸、安達真、朝日理、一橋明、武内智也▽監事 西和之、田中智明、高橋宏司。

「寺本組合長が勇退 農協認知に努めた16年間」

 代表理事組合長を退任した寺本幸男氏(69)は本紙の取材に「任期中は業界を様々な局面を迎えましたが、稚内農協としてアシストホールの運営、稚内ブランドにも認定されている稚内牛乳などを作ることができ、地域に農協を認知して頂いたと思っています」と振り返り、これからの農協に「稚内市民と連携しながら皆さんに一層認められる農協になってもらいたい」と期待を寄せていた。

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