時の話題 「堅実だけでは」

 日本政策金融公庫旭川支店が調査で分析したよう道北の小企業は決して明るくはない。同支店は昨年10~12月期の景況を「持ち直しの動きに足踏み感がみられる」とした。
 道北地方の47企業(有効回答率66・1%)の回答を分析したもので決してサンプル数としては多くないものの持ち直しに陰りがというのは妥当なところで今年1~3月期の見通しも芳しくない。
 同支店の調査は旭川を中心に深川など空知管内の企業も含めた景況なので稚内に特化した調査ということでは稚内信金の景況レポートの方がより正確なデータといえよう。
 それはそれとして錆付いてきたとはいえ筆者なりに分析させてもらうと正直「不景気は続いている」というのが実感だ。
 人口が減り経済のパイ(分け合うべき収益・費用の総額)が縮小する中、水産業と観光と土木建設業を基幹産業とする稚内は昨年、ホタテが史上最高額を記録し、9月6日の北海道地震によるインバウンド(外国人観光客)ばかりか邦人観光客の入り込み減はあったものの、冬観光になり盛り返してきた観光、そして事業費ベースでは往時から落ち込んでいるとはいえ稚内経済の屋体骨を支えている土木建設業。この主力産業に勤めている市民の実入りが良くなれば消費も上向くだろうが、出来るだけ無駄使いせず質素に生活しようとする現実派が増えているのは確かなことであり、堅実な生活様式が主流を占めるようでは先が覚束ない。
 打って出るという気概が30代までの若い人に多くなれば御の字なのだがね。

コメントを残す

前の記事

天北堆