時の話題 「陛下在位30年」

 天皇陛下の在位30年を祝う記念式が開催された。陛下が御あいさつで述べられたよう戦争が相次いだ昭和と打って変わり戦争のない平成の世であるが、阪神淡路大震災(平成7年)、東日本大震災(平成23年)など地震に加え自然災害が次から次に起き、北海道では昨年9月、胆振東部地震もあり電気は通らないし道路などインフラも壊れ犠牲者も出た。
 天皇・皇后両陛下はこれら災害の度にお二人揃って被災地に出掛けられ、膝を折り被災した人々に慰めの言葉をかけられた。
 その中で印象深かったのは皇后陛下が被災者の避難先を後になさる時のバスから両手の拳を握り突き上げられた御様子であり、皇后さまらしい御振舞と改めて感じ入った次第であった。
 自分が60代になり年を取ってきたこともあろうが、テレビで陛下がお言葉を発せられ、皇后さまが周囲に気配りする様子を見る時、涙ばかりか嗚咽が漏れそうになる。
 前日23日の今年5月1日天皇に即位される皇太子さまの会見にも感銘してしまった。この思いは筆者だけであるまい。大方の国民が天皇御一家に抱いている尊崇の思いなのであるまいか。
 戦争に敗れ昭和天皇に罰則を与えようとしたGHQが躊躇した理由が分かろうというものだ。
 憲法第一章第一条には「天皇は日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く」とある。国民の総意とは心の奥深にある絶対譲れない日本の国民が持つアイデンティティーになる。

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