サハリン館艶やかに幕開け 初日2ステージで231人魅了

 15日夕方、副港市場特設ステージで稚内サハリン館が開演。初日は2回の公演で231人の市民や観光客がロシアの伝統的な音楽や踊りを堪能した。
 稚内冬季観光の目玉イベントとして、夏公演含め10度目の来市となるユジノサハリンスク市を拠点に活動するアンサンブル団体ルースキー・テーレムは、3月15日まで午後5時と6時からの2回公演する。
 オープニングでリーダーのアンドレイさんが「皆さんに満足して頂けるよう新しいプログラムを用意しています。1カ月間、頑張ります」と挨拶したあと、1回目は現代風な衣装で、2回目は民族衣装に着飾ったメンバーがロシア民謡の「カチューシャ」、風の強い稚内のマチに合わせて「風の日」という演目など披露し、東京などから訪れたツアー客ら観客は手拍子しながらルースキーの美しい歌声や華麗な踊りに惹き込まれていた。
 公演終了後、メンバーと記念撮影の時間が設けられ、ルースキーのファン歴7年目になるという中央小5年生の柴田未花ちゃんは1年ぶりに再会するメンバーにロシア語で「再び会えることを楽しみにしていました。1カ月間頑張って下さい」と思いを伝えていた。

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