時の話題 「親方日の丸」

 稚内の大企業は稚内信金を筆頭に数えるしかないが、市役所はいわゆる企業という組織ではないものの、議会含め市民に一番注目されている組織である。であるから読者からの投書も市役所絡みの事が格段に多い。
 表だって本紙に載った投書だけでなく内部告発のようなものもあり調べてみるも確証得られず、お蔵入りしたのもある。
 長く新聞業に携わっているが、昔の方がやんちゃな人が多く検挙スレスレの人も多かったと記憶している。でも大らかな時代で少々の違反に目をつぶっていたかのよう。その点、今の人達はちょっと何かをしでかすとバッシングされるので同情をしている。
 こう書くと一般の市民は巣窟的なイメージを持つ方もいるだろうが、昔も今もレールを外れるのは一部であり、他はメンタル面で悩むほど業務を熟しているというのが実態であろう。
 稚内にあって市役所は新卒者にとって最も人気がある仕事場なのだが、最近は募集しても充足されず再募集することもある。地方に住む者にとって花形の職場先だった市役所にも変化が起きているということか。
 地方自治体だけでなく道庁も難関に合格しても辞退者が結構の割合であるということから親方日の丸も変わりつつあるといえよう。
 今の若者は給料よりも休みがとれ余りプレッシャーのない職場を選ぶ傾向にあるように伝え聞くが、それは一時のことであり家族を持つと生活の安定のためには我慢しなければならなくなる。
 何やらあっても親方日の丸が一番だ。

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