酷寒漁20日解禁 稚内沖毛ガニ刺し網漁に10隻着業 

 酷寒期の稚内沖の毛ガニ刺し網漁は20日に解禁される。宗谷総合振興局(水産課)によると、稚内漁協の10隻が着業する。
 昨シーズンの毛ガニ漁は100㌧(前年対比52・7%減)と半減し、過去5年間では26年184㌧、27年177㌧、28年217㌧、29年211㌧で、3年ぶりに200㌧を下回った。
 昨年は解禁初日に網入れ出来たものの、その後、シケに祟られ初水揚げは2月初めまで延びた。今年は悪天候のため、解禁初日からの網入れは難しい見通しにあり、海水温が高めであることから水揚げ量も期待できないかもしれないと、漁業関係者からは不安の声が上がっている。
 昨年12月15日に解禁されたオホーツク海の越冬タラバ漁は、昨年から年明けにかけ網入れし、流氷が去り海明け後の水揚げを予定している。
 昨年は管内18隻(稚内4、宗谷2、枝幸12)が着業し30㌧(同40%減)9289万円(同31・5%減)の水揚げ。漁期は共に5月末まで。

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