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 宗谷地域野生鳥獣対策協議会が29日午後、宗谷合同庁舎で開かれ出席した40人余りの関係者は、今後の鳥獣被害対策について協議した。
 鳥獣被害は平成23年以降減少傾向にあり29年は道内で47億円、宗谷で5500万円が発生しているなどと田中振興局くらし・子育て担当部長が挨拶。道内のエゾシカ対策として管内の農林被害は平成24年の約6900万円をピークに昨年まで減少傾向であるほかシカによる交通事故は過去5年間で150件以上発生し、特に10、11月が最も多く発生していると報告。道立総合研究機構環境科学研究センターの稲富佳洋主査が「道北におけるエゾシカの現状について」と題し講話した中、管内の生息状況に対し夏、冬での生息環境について冬では、道東に比べ宗谷は積雪が多く越冬地として適していないとされていたが、海岸付近は積雪の少ない場所があるほか、針葉樹が冬期でも葉が残るため休息や積雪の避難場所になっているので、好適な越冬地になっている可能性が高いなどと述べていた。
 ほかに富田勝將エゾシカ食肉事業協同組合事務局長が道内でのシカ肉の活用事例やヒグマ、アライグマの対策など報告した。